気持ちに余裕を持つこと

看護師の仕事は大変で、辞めたいと考えたり転職したいと考えたりする人も稀ではありません。
その原因として多いのが、患者や介護の必要な高齢者との接し方に苦労するということがあります。
患者からしてみれば、少しでも病気を早く治して欲しいという気持ちが強く、そのストレスを発散するために看護師に八つ当たりする場合もあります。
また、耳が聞こえにくくなっている高齢者とは意思疎通が難しいことも多く、理解して欲しいことをなかなか聞き取ってもらえなくて苦労することもあります。

こういったことが積み重なっていくことで、だんだんと自分がなぜ辛い目にあわなければならないのだろうと考えるようになってしまいがちです。
真面目な性格の人ほど自身の力不足を感じ、ストレスを抱えてしまうのです。

しかし、看護する相手との接し方を楽しむというポジティブな意識を持つことが、仕事をする上では大切になるでしょう。
八つ当たりをされてもうまく受け流して、八つ当たりをしたことで患者さんの気持ちが楽になったはずだと捉えられるようになると気持ちが楽になります。
全てを真に受けて落ち込んでしまったりイライラしてしまうとそれが患者さんにも伝わってしまい、いい関係が築けなくなってしまいます。
そうなると、余計に自分の話を聞いてもらえなくなってしまい、更にストレスが増幅してしまいかねません。
大変な仕事だからこそ、心に余裕を持つことが大切なのです。